病院へ行くの巻 

先日、治らない風邪にやっと重い腰を上げて医者に行ってきた。
車で5分で行ける町のお医者さんだ。
結構、年配の先生だったが、診てもらったところ、
「のどが少し腫れている程度、あとは正常。
だから薬は4日分しか出しませんから、それで様子をみましょう」
とのことだった。
病院が薬をいっぱい出しすぎるから、薬局を分離したのは
いつからだったか。
それで医療費が削減できたのかあやしいところだ。
なぜなら、結局は病院が指定する薬局で薬を買うことになり、
病院と薬局が癒着していれば、何も問題は解決しないからだ。
ところで、この先生は「4日分しか出さない」と言った。
先生の裁量で1週間分出すことも、10日分出すことも可能だった。
薬局と癒着していれば、薬局の売上げを伸ばすために
そうしたことも可能だった。
ところが、この先生はそうはしなかった。
この先生のプロ意識を見た気がした。
だが、残念ながら医療現場の良識に頼るしかないのが現状だ。
医者としての見識より、人としてどうであるかが大切だと感じた。