新聞の投書

ぼくは新聞の投書欄を熱心に読む。
そこには市井の人々の素直な実感があるからだ。
でも、ある全国紙は、編集者の社会への不満を代弁するような
内容のものばかりで辟易する。
よくあるのは「最近の若いものは…」とか、
「誰でも疑うさびしい世の中だ」というようなものだ。
世の中を嘆くようなものでなく、もっと「日々の多忙で
忘れていた何かを取り戻した」とか、
「他人に指摘されて初めて、そのことに気がついた」とか、
そういうような話が読みたい。