外敵をつくって中をまとめる

中国や韓国で反日のイベントで人々が騒いでいる。
外の敵をつくると中の人たちにはまとまりが生じる。
アニメ『巨人の星』でこんなシーンがあった。
息子・飛雄馬が通う青雲高校の野球部の監督になった
父・一徹は、部員たちに穴掘りをさせる。
部員たちは監督に反発したが、キャプテンの伴宙太だけは、
「監督にも何か考えがあってのことだ」と言って、
部員たちを糾弾する。
それを見た一徹は、伴宙太を「部内の和を乱した」と言って
謹慎処分にする。
一徹は、自分が外敵になることで、それまでバラバラだった
部員たちをまとめようとしたのだ。
それを乱した伴が悪いというわけだった。
中国や韓国は、自国の愛国心を高めたり、まとまりを生じさせる
ために反日を用いていないか?
その国がどのような歴史に対する価値観を持っていてもいいと思う。
その価値観を認め合った上で、仲良くやっていくためには
どうすればいいかという、冷静で建設的な議論をしなくては
いけない。