「なんで人を殺しちゃいけないの?」

大人にこんなことを質問する子どもがいるという。
「なんで人を殺しちゃいけないの?」
問われた大人は答えに窮するという。
私はこう考える。
「んなもん、理由なんかあるかい!」と。
悪いことなんじゃないか、してはいけないことのような気がする…
それだけで、もうやらないほうがいい。
「〜のような気がする」という感覚を、いまの子どもたちはもっと
大切にしないといけない。
ものごとすべてに答えがあるわけではないし、理由があるわけではない。
答えなんか必要ないこともあるし、理由も同様。
インターネットに全部書いてあると思ったら大間違いですよ。
「人を殺さないほうがいいような気がする」とだけ思ってくれればいい。
そう思える人はたぶん人は殺せない。それだけで十分でしょう。