何もなかった 

吉野ケ里遺跡の石棺墓の件、今日になって全容がわかった。

石棺の中を掘り進めても、骨も副葬品も出てこなかった。

骨のような有機物は微生物が分解してしまうが、

鉄などは土中にあっても残る。

けれど、そういったものもなかったらしい。

あったのは、石棺のふたにバツ印があったことや、

赤い顔料が塗られていたこと。

担当者の会見によると、重い石のふたは、

「蘇ってほしくない思いの表れ」だというのだが、

どうなのだろう。

盗掘された形跡もないという。

副葬品がないということは、高貴な人ではなかったのか。

残り未調査の部分が4割あるという。

何かしらの発見があれば、おもしろいのですが、どうなるか。