慢心やゆるみ

帝京大学ラグビー部の10連覇が途切れたことは

ラグビー界では事件だった。

そこでいろんな記事が出たが、慢心やゆるみを

指摘していた人が、ラグビー評論家にも

いたのは驚いた。

慢心やゆるみがあったら、9連覇などできるはずもない。

慢心やゆるみがないクラブだからこそ9年も連続して

頂点に立つことができた。

慢心やゆるみを許さないクラブの文化をつくってきた

それが連覇の要因だ。

それがいまはもう伝統になりつつある。

いわゆる伝統校といわれる大学が手をこまねいていた

のに対して、帝京は斬新な改革を行ってきた。

今季、明治大学が優勝できたのは、

残すべき伝統と、そうでない伝統を

うまく整理できたからだと思う。

目の前の勝敗に一喜一憂するのではなく、

チームが強くなるための方策を

選手が自分たちの頭で考え、やり抜いたからこその成果だ。