芝生で大人も子どもも成長

校庭芝生化のメリットというのは、なんといっても
校庭で思い切り走り回れること。
転んでも擦り傷、切り傷ができない。
子どもの代わりに芝生が傷んでくれる。
芝生の校庭をつくることが目的ではなく、
子どもが思いっきり運動できるようにすることが目的だ。
その手段として校庭芝生化がある。
おそらくグラウンドを使う団体は、
「いいですね、私たちは文句ないですよ、やってください。
なんだったらお手伝いもしますよ」
といってくれるだろう。
「お手伝い」ではなく、あなた自身がやって、といいたい。
かかわる全員が自分の芝生と思ってやってほしい。
そして、「あの小学校の校庭の芝生はオレがやった」
とみんなに言ってほしいのだ。
さらに、生徒たちにも芝生管理にかかわってほしい。
生徒の目線でニーズを出したり、自分たちで管理の仕方を
考えてほしい。
こういうことをやることで、
「与えられたものに文句をいうだけでなく、
自分たちで自分たちの望むものをつくりあげていく」
という経験をしてほしい。
お金を出してやってもらうのではなく、
自分たちの手で作り上げていく。
校庭芝生化の実現に苦労することで、大人も子どもも成長できる
に違いない。