「真ん中でよかった」

年少の次女は、我慢する部分が大きいかもしれない。
自転車やひらがなの練習では置いてきぼりにされ、
1歳半の弟と一緒に散歩に行けば、弟のペースに合わせ
なければならない。
この先、たぶんずっと長女のお下がりで過ごすだろう。
いままではおもちゃや服だったが、これからは自転車など
いろんなもんが姉からのお下がりになる。
風呂に入っているとき、本人に我慢している意識があるのか、
聞いてみた。
「真ん中でよかった?」
「うん、よかった」
「なんで、そう思うの?」
「上にも下にもいてみんなで遊べるし、お話できるでしょ?」
なんだか、ジンときた。
まあ、もっとも日頃から次女には、
「お姉ちゃんも弟もいて得だね!」と言って聞かせてるからかもしれないが。
翌日、その日に私と次女と弟と3人で歩いた様子を絵に描いてくれた。
自分が真ん中で、その両隣に大きく描かれた私と、小さく描かれた弟がいた。
その気持ちを忘れないで育ってほしいな。