入学式

桜の花びらがヒラヒラと舞うなか、
長女の小学校入学式に出席した。
次女、長男を連れて、5人で登校。
長女が通った幼稚園からは十数人がこの小学校に
通うことになったので、顔見知りのママさんたちもいた。
他の幼稚園でも同じようで、ほうぼうでママさん同士、
パパさん同士が会話する様子が見られた。
新1年生たちも同じようで、顔見知りの子がいると
安心するようだ。
小学校に入学するときは、他の幼稚園がどうこうとか、
うちの幼稚園のほうが、とか思うものだが、それも
いまだけのこと。
中学校になれば、またいくつかの小学校の子たちが
集まるのだし、高校になればかなり遠くから通う子もいるだろう。
視野が広くなれば、こんな小さな地域で優劣を競うことが
意味のないことに気づく。
私の高校時代、野球の試合で岡山市の中心部の高校から
私の高校に来た野球部員が、周りの田んぼを見て、
田舎だと、私たちに聞こえるようにバカにした。
「同じ岡山県内でちっちぇえ。目くそ鼻くそよのう」と
思ったことを思い出す。
子どもたちには、少しずつ視野を広げてもらいたいものだ。
入学式では、新6年生が歓迎の言葉を述べてくれた。
他に校長やPTA会長などが祝辞を述べてくれたが、
この6年生男子のスピーチが、最も素晴らしかった。
わかりやすく簡潔な内容で、明瞭な声でよどみなく話す姿は
とても6年生になったばかりとは思えない、大人そのもので
とてもかっこよかった。
娘もこの6年生を見習って、成長してほしいと思う。