スパリゾートハワイアンズを訪れた。
両親をともなって、計7人での旅行だ。
28日、羽田空港に両親を迎えに行き、
その足で福島入り、昼食を食べて、いったん旅館に立ち寄ったあと、
土産を買うためにハワイアンズへ。
夜は7時半からのショーを見て、翌日は9時半にハワイアンズに行き、
午後4時ごろまで過ごし、じっくりと堪能した。
近くの温泉旅館に、2日分のチケットの入った宿泊料金で泊まったが、
旅館の宿泊料金に少しプラスするだけで、ハワイアンズのチケットが
手に入るようになっている。
これは日帰りじゃなくて、泊まってってくださいね、
というメッセージの表れとみていいだろう。
肝心のショーの内容は、予想以上のものだった。
私は外国のものをもってくるよりも、日本にあるものを見直せと
思っているので、あまり期待していなかった。
日本各地にある、「なんとかハワイ」みたいなものの安易さが見え、
浅はかさを感じてしまうのだ。
でも、ハワイアンズは違った。
集団で、ぴったり息を合わせるダンスではなく、個々が気持ちを込めて
踊ることに集中しているようだった。
映画「フラガール」のダンスも見事だったが、やはり実際のフラガールたちも
気持ちが入っている分、見るものをひきつけるものがあった。
震災から3年経ち、ようやく、周辺の温泉も営業を本格化させている。
金曜日も土曜日も、本当にたくさんのお客さんでにぎわっていて、
よかったなあと思った。これもみな、関係者たちの熱意の賜物だろう。
震災後、踊る場所を失ったダンサーたちは、
設立時に行った全国キャラバンを46年ぶりに復活させた。
企画したのはフラダンサー自身だったという。
今年は前身の常磐ハワイアンセンターから数えて
50周年の記念の年ということで、7月に東京で講演が行われる。
そのチケット代のすべてが福島県のために寄付されるという。