小を積み重ね、大を為す

疲れた心と体に、はい一本。
名言サプリ 其の331


「積小為大」
二宮尊徳


小を積み重ねることで、大きいことが成るという意味。
塵も積もれば山となるだ。
二宮尊徳は、600もの農家、商家、藩を復興させた。
その手法は実に堅実なものだ。
まず必要なものとそうでないものを徹底的に分析。
どうやって暮らしても「これだけは必要」とする消費分を計算、
これを「分」として、分に見合う収入をどうやったら得られるかを
徹底して考えたのである。
小さなものの積み重ねが大きなものをなすの教えは、
彼の経験によるものだった。
田植えのとき、捨てられた苗を近所中回って集め、
隅っこの田んぼに植えて1俵の米を収穫した。
農家の出身らしい考え方だ。
最近は、小学校に二宮金次郎は減っているらしい。
しかも、座って本を読んでいる像もあるらしい。
子どもがマネすると危ないから、だという。
これだと、「寸暇を惜しんで勉強した」という尊徳の姿勢が
ぜんぜん伝わらない。
単に仕事をサボっている少年になってしまう。
像を建てるのではく、尊徳のことを伝えることによって、
子どもに大切なことを教えてほしい。