国民栄誉賞ってナニ?

長嶋茂雄氏と松井秀喜氏が国民栄誉賞を受賞するという。
国民栄誉賞のこれまでの受賞者を見ると、
スポーツ・芸能に偏っている。
「すべての賞は、受賞するよりも賞を与える人のためのものである」
という名言がある。
だいたい末期になった政権が、支持率回復のために賞を与えることもある。
今回はそういう雰囲気はないんだけど、
ちょっとスポーツ・芸能の人が多すぎるよね。
文化面の人が少ない。
そもそも国民栄誉賞なんてもの自体がよくわからんし。
最初に受賞した人が王貞治氏なので、「王さん級の人」というのは
わかるが、受賞理由がよくわからん人も多い。
日本には紫綬褒章など褒章が6種類あるらしい。
これは天皇が授与する栄典であるから、国民栄誉賞より格式は高いかもしれない。
なのに、これらの褒章のことは知らない日本人が多い。
誰が受賞したのか一応報道されるが、扱いは小さい。
もっとよくわからないのが、県民栄誉賞とか市民栄誉賞だよね。
これをもらいたいからがんばるって話にはならないだろうし、
もらったら本人は嬉しいに違いないだろうけど、
あまり乱発されるとありがたみが薄れるよね。
長嶋氏と松井氏の件は、明るいニュースでいいんじゃないかな。