わが総理と次期大統領の違い

首相のいろいろな問題発言を取り沙汰して、
「言葉だけで判断してはいけない」とかいう人もいます。
でも、政治家の人とナリなんて、個人的に付き合うわけじゃないから
国民は判断できませんよね。
政治家は言葉がすべてなんです。
美辞麗句を並べることが必要なんです。
すると、「いいことばっかりいいやがって」という反発が起きます。
そこで実績を出すようにがんばって行動するんですよ。
行動して実績を出したら、みんなは納得するんです。


考えていたら、わが総理と次期大統領には3つの違いがある。
1.次期大統領は理想を語るが、総理は語らない
2.次期大統領は「We」で語るが、総理は「国民」という
3.次期大統領は国民に参加を呼びかけるが、総理は国民を救うという


1.リーダーはビジョンを語ってほしいのです。
壮大な夢物語でいいから、理想を語ってほしい。
どうして総理は理想を語らないのでしょうか。
2.オバマ次期大統領の口ぐせは「Yes,We can」だけど、
日本の政治家や官僚は、私たちのことを国民といえども、
「私たち国民」とは言わない。いったのを聞いたことがない。
彼らは当事者意識が欠けていると思わざるを得ない。
3.大統領選のあとのスピーチで、オバマ次期大統領は「自分もがんばる
が、みなさんもこの国の復興に手を貸してほしい」と言った。
総理は「愚民を救えるのは私」と気張っているかもしれないが、
「(自分を含めた)国民の手でよい国にしよう」といってほしい。


他国のリーダーながら、うらやましい気がしてくる。
やっぱり日本は親方日の丸を頼りきっている国民性だし、
指導者層は指導者層で、「国民はバカで、私たちが導いてやらなければ」
と考えているように思えてならない。
私たちは、政府に頼らずにこの国をよくするために
自分で行動しなければならない。
そのために指導者層にバカにされない知識を身に付けておかねばならない。