現金に体を張れ 

競馬場の売上金を盗む強盗団の話。
強盗団といってもその仕事のために集まった集団なのだが、
この映画は構成がなかなか凝っている。
同じ時間に起こった出来事を、強盗団一人ひとりの視点から
何度も繰り返し見せるのです。
小説ではよく見られる技法だと思うけど、
映画ではなかなかないですね。
構成の珍しさも手伝って、なかなか楽しめた。
なかなか粋なというか、おしゃれというか
まぬけというか、そんなラストがまたよかった。
モノクロ映画だけど、今でも見られるモノクロ映画は
今でも残っているぐらいだから、そこそこおもしろいはずなのだ。