いろんな社会現象を見ていると、つくづく思うのが、
不安や不満、苦しさのはけ口や、やり場がどこかによって、
いろんなことが起こるということ。
不安や不満、苦しさの原因や度合いがそれぞれで、
それを解消、改善しようとして、
ある人は事件を起こすし、ある人は自ら命を絶つ。
改善・解消しようとするエネルギーが外に向かう人は、
相手を傷つけようとするし、その相手が見つからないと、
無差別の対象に向かう。
改善・解消しようとするエネルギーが内に向かう人は、
自分否定する。これが最悪の場合、自死に至る。
薬物依存というのは、快楽の享受ではなく、
苦痛からの逃避が目的なのだそうだ。
エネルギーが内に向かったひとつの形態ですね。
事件の多くは、不安や不満、苦しさを解消・改善する手段として
起こったのだとすれば、事件を起こす方法以外の解消・改善の
仕方があれば、事件は起こらないということになるなあ。