ちょっと気になる発言があった。
私は「一部のサポーター」＝「すべてのサポーター」だと
思っている。
浦和レッズという、日本のプロサッカーチームのサポーターが
「Japanede Only」という横断幕を掲げた問題で、
ある中年のサポーターがテレビの取材に応えていった発言だ。
私ははっきり言って感服した。
「一部のサポーター」からそういう言動が出るということは、
サポーター全体にそういう雰囲気があるからじゃないのか
ということだ。
だから、浦和レッズのサポーター全体の問題としてとらえている
とこの中年男性は言ったのだ。
考えてみれば、私たちも「一部の人間がやったこと」ですませて
いることが、あまりにも多くないだろうか。
新宿の大久保周辺で行われるヘイトスピーチだって、
「一部の人間のやったこと」で済ませていいのだろうか。
私たちの心のどこかに、排他的な心情が潜んでいないか、
自分の問題として考える必要がある。
高みから批判ばかりしていないで、自分の問題として捉えないと、
問題はいつまでたっても解決しないだろう。
