婆さんの感性

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の192


牛にひかれて善光寺参り
(日本のことわざ)


老婆がさらしていた布を牛がツノにかけて走っていった。
老婆はついに善光寺に着いてしまった。
その後、老婆は信仰心をもつようになったというお話。
そこから転じて、思ってもいなかったことや他人の誘いに
よってよいほうに導かれることをいう。
予期せぬことから人生は動くのだけど、
そこにはやっぱり土壌はあるんだよね。
この婆さんには、そういう感性があったってこと。
善光寺に行って、ああこんなもんか、で帰る人もいるだろう。
でもこの婆さんは、「ああ、なんかええわあ」って思ったわけだ。
そう思えるのが、この婆さんの感性の素晴らしいところ。
いつ予期せぬ出合いがあるとも限らないから、
いつでも感性は磨いておかないとね。