近いうちに消費税は上がる

財政が大変だとみんなが言い始めている。
税収が37兆円ぐらいなのに、92兆円の予算を組んだ。
月に37万円の家計収入の家庭で、92万円消費しているかっこうだ。
で、いま事業仕分けをやっていますね。
国との関連が強い、「いかにも目に余る」事情を仕分けていますが、
これでどれだけ浮くのかというと、がんばっても数兆円です。
でも消費税を増税すると、1%上げるごとに2兆円の税収増になる
といわれています。
仮に10%になると、いまより10兆円の税収増になります。
これだとかなり財務状態は改善されます。
個人や企業だと利払いが収入を上回ると破綻状態ですが、
そもそも国は永続的に存続することが前提とされているので、
(つまり国はなくならないという考え方なので)
ある程度の借金はあってもいいと考えられています。
それにしても、あんまりじゃないか、というのが現状です。
1990年代後半以降の政権は、この問題をずっと先送りしてきました。
消費税を導入すると、景気が悪化するからというのが主な理由でした。
しかし、リーマンショックが起こる前までの好景気でも
当時の政権は消費税増税を議論しませんでした。
責任回避以外の何ものでもありません。
でも、もうまったなしの状況になってきています。
私たちはそろそろ(後の世代に負の遺産をつくらないためにも)
消費税増を受け入れなければなりません。
政府は思い切ってこの議論を進めてほしいと思います。