マスコミの動かし方をわかってきた一般人 

プロゴルファーの横峯さくら選手、ボクシングの亀田興毅選手。
この2人の共通点は何か?
お父さんがよくメディアに露出しているということです。
なんでメディアは親を出すのかな。
過去にも出てきた親がいましたね。宮沢りえ氏の「りえママ」、
和泉元彌氏の「元彌ママ」。イチロー選手の「チチロー」など。
でもこれらの人たちと、先に挙げた2人とはちょっと違う。
マスコミを利用したか、利用されていたかの違いだ。
横峯さくら選手、亀田興毅選手の父親は明らかに前者だ。
見ていると、キャッチーな言葉がたくさん出てくる。
気の効いた言葉を言おう、番組をおもしろくしようという、
姿勢がありありと見て取れる。うまいなって思う。
スポーツ選手は実力勝負が基本にあり、その上に人気料が乗っかって
くる。だから、娘や息子たちを高く売るためにも、人気上昇に
父親がうまく関わっている。
こういうキャッチフレーズがうまい人、他にもいましたよね。
わが国のリーダー、小泉純一郎氏その人です。
キャッチフレーズとは、要は見出しです。
本もよく「タイトルが大事」と言われます。
「中身がどうであれ……」という人もいますが、これだけ情報が
氾濫していると、短いセンテンスで内容がわかる見出し、
キャッチフレーズは重要です。
ただ、キャッチフレーズで食いついたあとは、ちゃんと中身を吟味し、
自分がどの情報に基づいて考えるかを、取捨選択しなければなりません。
そこをおろそかにすると、中身のない軽薄な人間になってしまうような
気がしてなりません。