『カーズクロスロード』

「カーズクロスロード」をやっと見た。
公開時に映画館で観たかったが、事情で見られず。
4歳の長男がクリスマスのプレゼントとして
サンタにお願いしてもらったものだ。
見たが、退屈で途中で眠ってしまった。
主人公マックイーンの全盛期はすぐ終わってしまい、
次の世代が台頭してくる。
衰えるのが早すぎはしないか、と思った。
ロッキーだって、4作目までは若い奴に負けなかった。
この作品は子供が感情移入しにくいうえに
大人も自分の衰えと重ね合わせて寂しい気持ちになる。
マックイーンが自分で引退する時期を決めて
後進に道を譲るのが、なんともいえない思いがするのである。
2作目のときに相当連戦連勝を重ねたことはわかるのだが、
私としてはもう少しマックイーンの活躍を見たかった。
衰えを自覚するのは4作目でよかった。
それがこの作品が「3」ではなく、
クロスロードになっている理由なのかもしれない。
私は「2」と「クロスロード」の間に、何かあったと思っている。
「復活」などではなく、
勝利と努力と葛藤と成長の物語を待ちたいと思う。