悔しい敗戦

もう何度目のチャレンジだろう。
帝京ラグビーが社会人に挑戦した日本選手権。
29−54で残念ながら準決勝での敗退となった。
前半は21−21と、互いに3トライを応酬する戦いで
五分に持ち込んだが、後半、地力の違いで突き放された。
大学公式戦の倍の数を戦っている社会人チームは
経験値が違う。
経験値の違いは、試合中の対応力の差に表れる。
しだいに「こうやったら、点が取れる」というのが
わかってくると、そこを徹底して責められる。
そこがサントリーの老獪さだった。
この日の数日前、今回限りで大学チームが社会人チームに
挑戦する方式が終わることが決まった。
これからしばらく、もしくは永遠に大学チームと社会人チームが
真剣勝負の場で戦うことがなくなったわけだ。
大学生の成長を止めないためには、大学公式戦の改革が必要だよね。
分裂している関東大学対抗戦、リーグ戦グループを統一し、
1部6チームによる、ホーム&アウェー方式で年10試合ぐらい
するようでないと、なかなか成長できないでしょう。
あと、大学チームがトップリーグに参戦するとかね。
サッカーでは大学チームがJFLに参戦していたりする。
そういうことができないものか。
来年からは社会人チームに挑む試合は見られないが、
別の形で帝京の選手たちが活躍する姿を見たいものだ。