北海道の森

取材で北海道を訪れました。
8年ぶりぐらい、5度目の訪問です。
取材の帰り、カメラマンさんの車に同乗させてもらい、
北海道の真ん中を1時間とちょっとドライブした。
北海道って、ほんと人工林ばかりの森なんですね。
江戸時代から昭和初期には薪炭材として森が切られた
のだろうし、昭和の高度成長期には農地開発のために
森が切られたのでしょう。
見渡す限り、針葉樹の整然とした森ばかりでした。
人工林はいわば、「木の畑」。雑草が生えると切る。
畑に雑草が生えると抜くのと同じだ。
生物の種類が少ないから、面白みのない山になる。
北海道では高山、つまり人間の手を加えるには
割りに合わない山にしか、広葉樹はないのかも。
トムラウシを遠くに見ながら、いつかは夏に登ってみたい
ものだと思ったのでした。