どんぐりクッキーに挑戦

小学館の図鑑「NEO 植物」にどんぐりクッキーについての
記述があったので、挑戦してみた。
素材は近くの公園にあったマテバシイのどんぐり。
どんぐりの木というものはなく、コナラ、ミズナラクヌギなどの
広葉樹の果実の総称である。
マテバシイは、「待てばシイ」になるという意味で、
シイの木とは別の属に分類される。
マテバシイは、他のどんぐりに含まれるタンニンが少ないので、
渋みがなく、あく抜きせずに食べられるのでこれを選んだ。
まず、どんぐりの殻斗(かくと:ぼうしの部分)を外し、
外側の堅い皮を剥く。
今回はペンチでぼうしをかぶっていなかったほうをぐっとつぶす。
すると殻がタテに避けるので、裂け目に沿って剥いていく。
40個ぐらいあっただろうか。
「ペンチダコ」をつくりながら、1時間弱で成し遂げ、
次にこれを水洗いし、ミキサーにかけて粉に。
次に炒る行程に。
今回は3分の2をどんぐりクッキーに、残りの3分の1を
どんぐりコーヒーにするために、コーヒーのほうは
どんぐりが黒くなるまで炒る。焙煎のつもりだ。
クッキーは生地にまぜ普通に焼いた。
20分ほどで完成。
食べると、普通にナッツの味がして素朴な風合いだった。
多少、どんぐり粉が口に残る感じだが、違和感はない。



(子どもが型抜きを手伝いました)


コーヒーのほうは焙煎がうまくいかなかったのか、
そもそも粉が足りなかったのかわからないが、
色が薄く、あまり味がしなかった。
コーヒーは妻と長女には不評だったが、
どんぐりはみんなおいしいと好評だった。
どっちも素朴な味わいで上出来だった。
たいしておいしくはないが、道に落ちているどんぐりも
食べることができるのだと思ってくれればそれでいい。
全部の行程をやると2時間はゆうにかかるので、
外が雨で時間がつぶせそうにないときなどはお勧めです。