「2012年人類滅亡説」は本当か?

2012年に地球が滅亡するというウワサがあります。
いわゆる「2012年人類滅亡説」です。
その根拠は、マヤ文明による予言だそうです。
でも、マヤ文明は予言なんかしていません。
マヤ文明が用いた暦が2012年の12月までしかない
というのがその主な根拠のようです。
それがなぜなのか、マヤ文明は何も言ってないようです。
何か理由があってその時期までしか暦がないのでしょう。
当時の人からしてみれば、何百年とか千何百年後の世界なんて、
想像できず、来るとは思えない未来でしょう。
でも時間は不可逆なので、必ずその時は訪れる。
「2012年人類滅亡説」になんとかそれらしい根拠を
与えようとした人が考えたのが、
ベテルギウス超新星爆発による影響」というのがあります。
南の空のオリオン座のうち、向かって左上に輝くのが
ベテルギウスで、星の晩年を迎えていると言われています。
ベテルギウス超新星爆発という現象を起こします。
そのとき、強烈なガンマ線が宇宙空間に放出されると考えられ
ています。それが地球に到達すると、生物に影響があります。
過去にそのような事例とみられる痕跡もあります。
マヤ文明の終末説とベテルギウス超新星爆発を無理やりつなげる
人もあるようです。
マヤ文明のカレンダーは冬至(12月21〜23日ごろ)まで
しかないとのことなので、事が起こるとしたらその頃になります。
ただ、生命の大絶滅は億単位の年月に一度起こるか起こらないか
なので、そんなときに居合わせられるのは宝くじに当たるより
少ない確率かもしれません。
ま、要するに心配ないってことです。