メタボを気にする局面

たまに昼に弁当を買ってくることがあって、
そのときはついでに上司のも買ってきてあげている。
その日はボリューム満点で有名なお店の弁当を自分のと
2個購入して事務所に帰った。
自分の弁当を開いた50代後半の、太鼓腹の上司は言った。
「ナハハ、こりゃメタボになりそうだなあ」
私は、
「もうなってると思いますがッ!」
と言った、心の中で。
もうちょっとで言霊が口をついて出てくるところだったが、
さすがにそれだけは飲みこんだ。
失礼ながら、あれぐらいのボリュームを気にするくらいなら、
そのお腹を形成するまでに、もっと気にしなければならない
局面が多々あったはずである。
それとも本当に今は気をつけている時期なのか。
シワが増えたり、髪が薄くなるのはしょうがないが、
腹をへこませることは誰にでもできるから、
自分の腹だけは健康のバロメータとして出っ張らないようにしたいなあ。