ふたり目ってもんは……

ふたり目の子どもっていうのは、こうなんだなあと思う。
周囲にふたり目ができたというと、明らかに一人目とは反応が違う。
一人目のときは、
「おお! それはめでたい! おめでとう!
これであなたも人の親なんだね! パパがんばって!」
などといってくれた人も、ふたり目になると
「おめでとう! 奥さん大変だね」
とかいうだけになる。奥さんの話になってしまっている。
かくいう自分も、ひとり目のときはあれほど胎動を聞くために
腹に耳を近づけたり、腹をさすったりしたものだが、
明らかに興味を失っていっている。
「そういえば、前もこんな感じだったな」って思うぐらい。
今後も撮る写真は明らかに減るだろうし、
ビデオで撮った画像を納めたDVDのタイトルも、
ひとり目の子どもの名前から、
単に「子どもたちDVD」になるのだろう。
自身が長男長女である親は、ふたり目ってかわいそうとかいうのだが、
私のようにふたり目として生まれてきた身からすると、
「そんなもんほとんど関係ないよ」って思う。
これが三人になったらどうなるのだろうか。
まあ、その予定はないけれど。