これが日本野球

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いきなり何のことかと思ったかもしれませんが、
ぼくの理想の野球の戦い方です。
1回に1点ずつとって9−0で勝つ。
ところどころで大量点を取って勝つよりも、
相手に対するダメージがでかいです。
どこからでも点を入れられるチームが強い。
今回のWBCの日本代表はそんな強さがありました。
「ゲッツー崩れ」「相手エラー」「犠牲フライ」などで
コソコソって加点していくパターンだ。
まさにぼくの好きな野球でした。


勝戦は先制し、追い上げられ、追いつかれ、最後に突き放すという
なんともジリジリする展開で、みているだけで疲れました。
WBCは4年後も開催する方向らしいですが、
このまま国際大会として定着するかどうか。
世界の150か国で野球が行われていますが、世界的にみれば
イギリス人が植民地にクリケットを教えたので、クリケットのほうが
普及しているのが現状です。
なんとインドにはクリケットの1億円プレーヤーがいるそうです。
MLBとしてもWBCを通じてビジネスを広げたいなら、
もっと各国の実力差が縮まるようなアイデアを考えてほしいです。


今回の試合をみて、韓国とはもう実力差はほぼないといっていいでしょう。
ただ、年棒の格差が縮まらないかぎり、日本や韓国からアメリカに渡る
という流れは変わらないため、国内リーグは盛り上がらない
ということになりそう。
アメリカ代表は、選手は当然一生懸命やったのだろうけど、
もろもろの環境が整っていなかったと思う。
アメリカでやっていたのに、
アメリカ人の注目度の低さが気になった大会でした。
ともあれ、日本の選手には国内リーグでも熱いプレーを期待したい。