彼らの美学

NHKスペシャルB’zの特集をやっていました。
彼らの活動は20周年になるそうです。
ぼくが聴き始めたのは中学生のときで、以来、距離が離れたり
近くなったりしながら親しんできた。


今回、けっこう楽しみにしていたのだけど、
内容的にはかなり期待はずれ。
もっと深いことを言っていたはず!
制作者側の苦しい胸の内が伝わってくるようだった。
なんだかプロモーションビデオみたいでしたね。
たぶん、B’zという人たちは音楽以外の自己表現をする気が
ほとんどないのでしょう。
プロスポーツ選手にもいる「数字を残せばいいだろう」的な
雰囲気を感じます。それが彼らの美学なんでしょう。
美学といえば、昔の人は自分たちがどんな努力をしていたか
なんて絶対に人に見せませんでしたが、彼らは逆に
自分たちがどれだけ努力をしたかを見せています。
それが彼らの美学のようです。
要するに、「才能じゃないよ、努力だよ」ということが
いいたかったのではないでしょうかね。


いま毎日彼らの音楽を聴くということはないのですが、
たまーに集中的に聴いて、またパタッと聴かなくなります。
なんか「ペヤング」的な魅力があります。
あれはなんででしょうね。