七夕の願い

もうすぐ七夕であります。
七夕といえば、笹の葉に願い事を書いた短冊をくくりつける
という習慣がまだ残っていますよね。
絵馬とか、神社のお参りとか、ドラゴンボールとか何かと
願いを誰かに叶えてもらうというイベントがたくさんあります。
先日、静岡県のある駅で子どもたちが書いたであろう短冊を
目にすることがあったので、ちょっと読んでみた。
「人並みに幸せになりたい」
というのがあった。う〜ん、深い!
幸せっていうのは主観的なものだから、
人の幸せが自分にとって幸せとは限らない。
人が感じられるほどの幸せということならわかるけど、
幸せの度合いは人と比べてもしょうがないと思いますが。
あと、こういうのもあった。
「夢が叶いますように」
ずるい! って思った。というか、その夢を書いてくれよと思う。
「願いを何でもひとつ叶えてあげよう」っていわれたときに、
「願いを100個にしてください」と誰でも一度は考えますが、
そのパターンの思考をする子どもだと思われます。
短冊の願い事なんて「100メートル泳げるようになりますように」
とか、「算数で100点取れますように」とかもっと小さなことで
たわいないことだったような気がする。
織姫と彦星も「幸せにして」と壮大なお題を頂戴しても
困ってしまうことだろう。
私が住んでいる街の駅では大人たちが短冊に願いを書いていた。
大人の場合、もっと現実的で切実だ。
「上司とうまくいきますように」とか
「時給900円にしてください」というのもあった。
「時給900円」って、それは店長に言うべきことのような気がする。
大人が「100メートル泳げるようになりますように」的なかわいい
願いごとを書くとしたらどんなことがあるか。
「彼氏(彼女)ができますように」というのがおそらくもっとも
場に適した願い事のような気がする。
そういう願い事が必要ない人は、さて何があるか。
「整理整頓ができるようになりますように」
という人は多いかもしれない。
私の場合、10月下旬に生まれる第一子関連以外なら、
「料理が上手になりますように」ぐらいか。
平和な人間である。