ストーリーが秀逸

4月5日、スタジオジブリでいくつもの名作を生んだ
高畑勲監督がなくなった。
氏の最も知られた作品は「火垂るの墓」でしょうね。
この映画は、戦争アニメ作品として
最近出てきた「この世界の片隅に」と両巨頭だと思っている。
でも、2,3回見たきり、もう見る気になれないでいる。
ただ、子供にはこの2作品は必ず見せたいと思っている。
それ以外に印象深い作品を上げろと言われると、
平成狸合戦ぽんぽこ」と「おもひでぽろぽろ」だ。
前者の場合、物語の舞台になったのが今の自宅周辺のようなので、
考えさせられる作品なのだ。
後者は、ストーリーが秀逸。
自分探しをする主人公の葛藤の心理描写がすばらしい。
宮崎駿氏はストーリーはそこそこで、キャラが秀逸。
高畑勲氏はキャラがそこそこで、ストーリーが秀逸。
扱うテーマも全然違うし、対照的な二人だが、
どちらの作品も結構好きですね。
高畑氏は同郷なのだが、岡山人気質を感じる。
職人気質、反骨精神をもち、何より志がある。
これから追悼の意味で氏の作品がテレビで放送されるだろう。
作品を見直してみて、氏の人柄、メッセージを味わってみたいと思う。