お笑い芸人の小藪千豊さんという人が、こんなことを言ってた。
小藪さんのお母さんは、小藪さんが小さい時に病気で亡くなっている
のだけど、そのお母さんが買い物に連れて行ってくれた。
小藪さん家は貧乏でおもちゃも買ってもらえなかったらしいのだが、
そのときは、将棋の駒と盤を買ってもらったという。
「男は将棋と麻雀とゴルフを覚えんと出世できん」
というのがお母さんの持論だったのだそう。
小藪さんは新喜劇に入って誰も話す人がいないとき、
将棋をきっかけに先輩と打ち解けることができて、
活躍することができるようになったのだそうだ。
それで、思い出したことがある。
将棋と麻雀とゴルフって、男は確かに一度はブームになるときがある。
私の場合、将棋は小学生のころ、ほんの一時期やって覚えた。
麻雀は高校になって野球部のチームメイトがみんなやりだしたが、
私だけはやらなかった。
ゴルフは、２０代の前半のころに練習場でバイトしていたせいで
少しやるようになり、父親に連れられて何度かコースにも出たが、
３０歳になって、周りがゴルフを始めるころになると
やらなくなり、今でも一切やっていない。
酒席には付き合うが、深酒することはない。
相手が酔っぱらうと、こっちがすべて聞き役になるからね。
仕事で話を聞き、家で妻の話を聞き、酒席でも話を聞いていたのでは、
入ってくるばっかりで、身がもたないからね。
そのかわり、このブログで話を書いているのだけど。
将棋はわからないけど、
麻雀やゴルフはできたほうがいいかもしれないし、
酒も飲めたほうがいいかもしれない。
でも、できなくても出世はできると思う。
