「人間は好き、言動は嫌い」 

いまアメリカの大リーグでは、プレーオフが行われている。

1番を決めるためのシーズンだ。

いま日本人メジャーリーガーで2番目に実力者といえば、

ダルビッシュ有投手だろう。

高卒で入って大きく成長した選手はたくさんいるが、

人間性を含めて彼の上げ幅が一番大きいのではないか。

やんちゃだった彼が入団して数年のころ、当時の外国人監督に

こう叱責されたという。

「君という人間は好きだが、言動は嫌いだ」

言動さえ直せばいいんだ、人格を否定しているわけじゃない。

叱られることは、いつでもこれなのだが、

あえて言わないと伝わらないときもある。

言われたほうは納得する。

人格は治すのが難しいが、言動は直ちに改善できるからだ。

若い人は怒られるのを嫌うかもしれないが、

怒られたってどうってことない。

次から直せばいいだけなんだから。