以前、あるお坊さんの本をつくったときにそのお坊さんが
教えてくれたのが「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という施設です。
東京の神宮外苑にあるこの施設では、真っ暗闇の中で視覚以外の
感覚を頼りにさまざまなプログラムを体験できる。
一寸の光もない完全な闇の中で、ちょっとしたレクリエーションを行う。
声と他者と触れる感じですべてを感じとる。
先導してくれるのは全盲の方だった。
暗闇の中では彼が完全なるリーダーで、私たちは彼の言葉に
耳を傾け、指示されるままに動くしかなかった。
暗闇ではこういう先導してくれる人がなんと頼もしいかとか、
人と触れることは安心感を得ることにつながるなど、
新しい発見がいくつもあった。
企業の研修などにも利用されるらしく、チームビルディングにも
最適なプロブラムだと思う。
単なるエンタメとしても大変おもしろい体験ができると思う。
今はコロナでかなり大変な状況のようだが、
私もまた行ってみたいと思っている。