アンチ・アンチエイジング論争

いま「アンチ・アンチエイジング」の人も増えているですってね。
アンチエイジング疲れ」を起こす人もいるらしい。
特に女性の中高年だ。
この急先鋒に立っているのが、小泉今日子さん。
「年相応でいい」というわけだけれど、それはキョンキョンだから
言えるというやっかみがあるのも事実。
そもそも女性がなぜ美を求めるのかというと、
美は健康を連想させ、結婚相手としてオスから選ばれやすい
という理由があるからだ。
つまり、子どもをつくるには健康であるほうがよいという、
生物としての本能的なものが根底にある。
そのように考えたら、生殖年齢を過ぎたら、本来は
美を求める必要はなくなってくる。
だから、中高年になって美をもとめるのは、社会的な理由による。
社会的な理由というのは、「かっこよく見られたい」とか、
「幸せそうに見られたい」といった、他者からの評価を得たいという欲求だ。
極端な美を求める人は、他者からの評価で自分の幸福が決められるタイプの人
なのではないかと思う。
他者からなんと言われようと、自分が幸福であればいいという考えなら、
他者から若く見られる必要はないからだ。
自分の幸福がなんなのかで、人生はいかようにも振り回される。
私も若く見られたいという願望はなく、健康でいたいとは思う。
アンチエイジング論争」が今後どうなるのか見ものだ。