ラグビーにはこれらのほかに状況を説明する単語がある。
これらの言葉はプレーや反則ではなく、状況を説明している。
これがわかるようになると、チームの戦術も少しずつ理解できる
ようになってきているはずです。
状況を説明する単語
- アドバンテージ
相手が反則を犯しても攻撃側が有利なときにはプレーが続行される状態。
有利な状況でなくなったときは解消され、セットプレーになる。
また、ある程度、攻撃側が前進したときにも解消される。
- キャリーバック
防御側が自陣のゴールエリアにボールを持ち込んだ状態。
防御側がキャリーバックしてグラウディングすると、相手ボールの
スクラムで再開される。
- テイクンバック
防御側が22mラインの内側に自らボールを持ち込んだ状態。
テイクンバックした状態でタッチラインにボールをけり出すと、
ダイレクトタッチ(下記)となって、蹴った場所(エリア)に戻って
ラインアウトで再開される。
- ゲイン
ゲインは「得る」の意味。スクラムやラックができた地点から前進できれば
「ゲイン」。その時にできる仮想のラインをゲインラインという。
- シンビン
重い反則をおかしたときにその選手にイエローカードが出され、
10分間退場となる処分のこと。
- ターンオーバー
ボールの保有が相手側に移り、攻撃権が入れ替わること。
22mラインの外側からノーバウンドでタッチラインの外に蹴り出すこと。
蹴った位置(エリア)に戻されて相手ボールのラインアウトとなる。
- バインド
両腕で相手ががっしりとつかんだ状態。タックルのときはバインドが必須。
- ミスマッチ
パワーのある選手と小柄な選手、大柄な選手とスピードのある選手が
相対したときに「マッチしない状態」であることからこのようにいう。
攻撃側はいかにこの状態をつくり出すかを追求して攻める。
- モール・アンプレアブル
「アンプレアブル」は「プレーできない状態」を指す。モールでボールが出て
こない状況のこと。ラックでボールが出てこないと「ラック・アンプレアブル」。
- ラック
タックを受けたプレイヤーがボールを地面に置き、両軍プレイヤーが組み合って
そのボールを争奪している状況。
その他
- オープンサイド
密集の地点から、タッチラインまで広いサイドのこと。
- ブラインドサイド
密集の地点から、タッチラインまで狭いサイドのこと。