東都準硬式野球リーグが閉幕 

東都準硬式野球リーグが閉幕しました。

今季の1部リーグも異例続きでした。

勝ち点制ではなく、勝率で争うことになったのは前シーズンから

でしたが、今シーズンは緊急事態宣言中のゲームでは

無観客の日もできました。

いっときますが、大学準硬式野球のスタンドはガラガラです。

ベンチに入れない選手、選手の父母、OBOG、マニアの野球ファン以外は

まったくといっていいほどいません。

総勢で100人いればいいほう。

なのに無観客にする意味がわかりません。

そして、東海大学の運動部に陽性者が出たことで、

東海大学のゲームは計6試合が中止となりました。

彼らは4試合しかできませんでした。

4年生は最後のリーグ戦になった人も多かったでしょう。

最後の締めくくりがこんなことになってしまって、本当に気の毒。

別の運動部は試合を行っているところもあったようです。

こういうのはどうにかならないのでしょうかね。

ともかく、来シーズンはフルにゲームができることを望みます。

うつ状態とうつ病の違い

うつ状態うつ病は違います。

大坂なおみ選手の言葉を「うつ病」と訳しているメディアが

結構あるのだが、NHKは「気分の落ち込み」と伝えている。

英単語のニュアンスはわからないが、たぶんNHKが合っている。

というのは、うつ病になったらテニスなどまともにできないからだ。

全仏テニスの緒戦を戦った後だったので、私は「うつ病」ではなく、

うつ状態」なのだろうと思っている。

「うつ」というのは、「憂鬱」のうつであり、気分が落ち込んでいる

状態を言う。

意欲の減退、今まで興味があったものに興味を持たなくなった

などの状態が2週間以上継続する場合、うつ病と診断されるはず。

うつ病になると、テニスに興味を持てないはずなのだ。

メディアは「うつ病」と「気分の落ち込み」は、はっきり区別する

必要があるだろう。

わからなかったのならまだしも、わかってやった確信犯の場合は、

自分の仕事について改めて考えてみる必要がある。

古いルールに則って変えよ 

メディアとスポーツ

この関係はどうあるべきなのか、大坂なおみ選手の発言を

聞くと、考えさせられる。

ゲーム後の記者会見を拒否するというのだ。

なんせ、選手の心境を考えない質問を浴びせられるから

というのが理由らしい。

他の記事など見たところ、ほとんど賛同はない。

当然だ。

スポーツはメディアと一緒につくっていく側面がある。

意にそぐわない質問や不快な質問をされたら、

笑って「ノーコメント」と答えればいいし、

度を越していたら、「もうちょっと配慮してほしい」

といえばいい。

それでも改善されなかったら、大会主催者や協会など

しかるべき機関に向けて問題提起をすればいい。

会見ボイコットというやり方は、改善を求めているのだとしたら

賢いやり方だとは思えない。

しかるべき機関に向けて問題提起をするやり方はたしかにめんどくさい。

周囲を巻き込むために根回しもしないといけないだろう。

周囲から共感を得てこそ変化は起こせる。

めんどうだけど、それが関わる人たちを尊重したやり方だ。

SNSという自分のメディアをもっているために、

マスコミを使わなくても自分で発信できると考えている人を

ちらほらみかける。

自分の意見を発信するだけならそれでいい。

しかし、それ以上を望むなら、つまりシステムの改変を

望むなら正規の手続きを踏むべきなのだ。

手続きが不備なときも、その手続きをもって

変えることが必要なのだ。

古い謎ルールは確かにいっぱいある。

変えたかったら古いルールに則ったやり方でやることだ。

サイレントリーグってナニ? 

サイレントリーグという試みが行われているらしい。

少年サッカーではじまり、ラグビーでも行われているようだ。

サイレントの意味するところは、「大人が口出ししない」だ。

試合中の声掛けはもちろん、試合前後のウォーミングアップから

選手交代まで全部子どもたちにやらせる。

子どもたちに自分の頭で考えるという体験をさせて

成長を促すのが目的だが、それ以上に大人たちの気づきが大きい。

子どもたちだけでも意外とできることや、

子どもたちがこれまでにない笑顔でプレーして

いることに気づく。

すぐに回答を与えるのではなく、遠回りしてでも解決を見つける

ことで、ゲームの中での対応力は磨かれる。

スポーツや社会で活躍できる人の共通点は、

自分の頭で考えられるという点だ。

サッカーやラグビーは局地的にではあるが、

正しい方向に進んではいるようだ。

野球界はどうか。

野球界もふんぞり返っていないで、

他のスポーツから学んではどうかな。

アホに見える 

コロナで五輪開催に逆風が吹きまくっている。

6割の人が開催に反対なんだって。

政府関係者や都の関係者はともかく、

こういう状況で開催賛成を叫ぶと、いかにもアホに見える。

どんなテーマでも、「大丈夫、問題ない」というより、

「危機が迫っている」という人のほうが賢く見える。

ネット記事だけ読む人は、自分の意に沿うような記事しか

読まないから、コロナに不安を感じる人は危機を述べる記事

だけを読んでさらに不安を増幅させる。

ちゃんと冷静にウイルスの原理を知ろうともせず、

雰囲気で不安になっている。

実際、私がコロナ禍になってから会った医師3人は、

すべてリモートより、会う選択をしてきた。

専門家だから感染対策をしていれば、問題ないことを

わかっているからだ。

つくづく知ることは大事だと思う。

それは自分が不安にならないための行動であり、

それによって自分を守ることになるのだからね。

スポーツニュースのせい

以前、Bリーグを見に行ったことがあった。

「バスケットって、意外と入らないもんだな」

持った感想はこうだった。

なんでそういう感想を持ってしまったか。

たぶん、スポーツニュースのせいなんだろうと思う。

バスケットの結果をダイジェストで振り返るとき、

ディフェンスが成功したシーンは流さない。

点が入ったシーンばかり流す。

すると、バスケットってシュート打ったらほとんど入るもんだと

思ってしまうのです。

聞いたら、シュート成功率は5割ぐらいなんですってね。

しかも80点とか100点とか入るから余計そう思う。

そういうもんだと思って最初、見に行かないとちょっとがっかりする。

Bリーグはまた見に行きたいとは思う。

戦争と平和の特集 

月刊誌で戦争特集をやることになった。

二十数年のライター生活で、戦争と平和そのものがテーマに

なったことはそう多くはない。

以前はイデオロギー論争だったり、中国や朝鮮半島とのからみで

戦争の歴史を紐解いたりしたことはあった。

しかし、経済のことに比べるとそうとう少ない。

戦争と平和を扱ったところで、人口に膾炙しないと

思われているからだろう。

学校で戦争といえば悲惨な出来事としか教えらえていない。

いかに日本がアジアの国々に対してひどいことをしたか、

いかに日本が原爆によってつらい思いをしたか、

その2つの意識だけが強烈に残っているだけだ。

それよりももっと違う視点があるのでないか。

そこを知るためには、戦争体験者の声に耳を傾けてみなければ

なるまいということで、取材対象者を考えていく。

よい機会だから、私もこの際、8月まで考えていきたい。